インドひとり旅ガイド



 旅行記-5~6日目-

5日目(2010年8月14日)

 朝5時、部屋の電話が鳴る。本日のアーグラーツアーのガイド氏がフロントから掛けてきたもので、5時半に朝食を部屋に持っていくように段取りしたことと、6時にチェックアウトの上フロントに来るようにとのことであった。昨日のドライバー氏とは異なり心配りができている。尚、泊まったホテルはレストランがなくルームサービス(朝食は宿泊料に含まれる)となっているのである。

 5時50分に部屋を出てチェックアウト。ロビーにいるガイド氏と対面する。今日のツアーは日本でインターネットのAlan1.net経由で予約した、バイシャリ トラベルズ ジャパン社の「専用車で行くアグラ日帰り観光」である。しばらくするとホテルの前にセダンの車がつけられる。つまり、私1人にドライバーとガイドの2人が付く訳である。かなり贅沢なツアーである。ちなみにドライバー氏はターバンを巻きひげを蓄えた人相で、ウサマ・ビンラディンに似ている人であった。ガイド氏によればシク教徒らしい。
 車はデリーの南部を抜けアーグラへ向かう。ドライバー氏の運転はその人相と同じで過激であった...。そして、途中30分の休憩を経てアーグラに着いたのは11時30分頃であった。実に5時間30分。土曜日とあって道は混んでいたのが原因で、特に、途中の都市部の交差点は大渋滞...。ガイド氏が出発時間を1時間早めたのもうなずける。

タージマハル
タージマハル
 タージ・マハルに着きガイド氏とともに敷地に入る。チケット売り場の先には空港の保安ゲートにある金属探知機があり厳重なセキュリティーチェックを受ける。ちなみに、カバンなどは持ち込めない。タージ・ハマルはインドでも有数の観光名所。多くの観光客が訪れている。そして、大きな門をくぐると正面には本殿というべきメインの建物がそびえたっていた。そして、ガイド氏はその先は入れないようで、本殿まではひとりで見学することになる。持ち時間は30分。短い...。本殿の基壇部分からは土禁であるが、事前にガイド氏から靴に付けるカバーを貰っていたので裸足にならずに済む。

 タージ・ハマルの観光を終え、昼食を食べにレストランに入る。昼食はバイキングだが、ライスと数種類のカレーがあるのみ。でも、ぱさぱさした長粒種の米とカレーは意外と合う。そして、辛いものが苦手な私でも大丈夫な程度の辛さであった。

アーグラ城
アーグラ城
 昼食後、アーグラ城へ行く。アーグラ城は赤茶けた城壁で囲まれており、「赤い城」の異名のとおりであった。ガイド氏と足早に城内を見学する。城内の建物はイスラム様式で、昨年のトルの旅を髣髴させるものであった。
 アーグラ城に1時間弱ほど滞在した後、大理石の工芸品のお土産屋に連れて行かれる。

 お土産屋を出て一路デリーを目指す。14時に出発しデリー近辺に到着したのが18時30分ごろ。そして、そのままインディラ・ガンディー国際空港へ向かう。空港には20時過ぎに到着する。空港にはここでガイド氏とドライバー氏と別れ、バイシャリ トラベルズ ジャパン社の別の担当者に迎えられる。同社のツアー等を利用した人の出国のサポートをしてくれるのである。マレーシア航空のカウンターでチェックインをし出国カードの記入を済ませ保安ゲートに向かう。
 空港内で夕食とお土産を購入し搭乗機に乗り込む。搭乗機は定刻にボーディング・ブリッジを離れ機体の向きを90度変えたところで止まったままになる。そしてなにやら機内放送。何を言っているか分からない...。そして、機はボーディング・ブリッジに戻る。乗り遅れた人でもいるのか...?真相は不明だが結局約1時間遅れでの出発となった。




6日目(2010年8月15日)

 飛行機が安定飛行に入るとすぐに機内食となった。深夜発の飛行機なので早朝に朝食が出ると思っていたので空港で夕食を食べたのに...。

 飛行機は何事もなく約1時間遅れの7時40分頃にクアラルンプール国際空港に着陸した。空港内で時間を潰し、成田便のゲートぬ向かうと案内表示には「Delay」と表示されており11時の出発時間は12時25分に変更されていた...。
 搭乗機に乗り込む。私の席のブロックは日本人CAが担当のようで、日本語でのサービスが受けられる。少しほっとした瞬間である。機内サービスは昼食と軽食(サンドイッチ)の2回。何事もなく20時20分頃に成田空港に着陸した。
 21時05分発の相模大野行きのバスに乗り込み帰途につく。そして、2010年の旅は終わった。 







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