コルカタ(カルカッタ)
コルカタ市街
概要
コルカタ(Kolkata)は、インド東部にある西ベンガル州の州都で人口1400万人の都市で、インド第2の都市でもある。
17世紀後半にイギリスの東インド会社の交易拠点が設置され、1698年にはウィリアム要塞が建設される。。この頃、この地は英語化した発音でカルカッタ(Calcutta)と呼ばれるようになった。
1858年から1912年の間はイギリス領インドの首都として都市が形成された。尚、1912年にイギリス領インドの首都はデリーに移された。
コルカタへの行き方
飛行機
市内から北東に15kmの場所に空の玄関、ネタジ・サバス・チャンドラ・ボース国際空港(Netaji Subhash Chandra Bose
International Airport)がある。デリーからは2時間15分、ムンバイからは2時間30分のフライト時間である。国際線の乗り入れもあるが、日本からの直行便はない。
鉄道
ターミナル駅は2つあり、フーグリー川の西側にあるハウラー駅、東側のシアルダー駅で、長距離列車と近郊列車のターミナルとなる。
市内の交通
地下鉄
コルカタの地下鉄は市街を南北に結んでいる。また、東西に結ぶ路線も建設中である。
営業時間は、月曜日から土曜日が7:00~21:45、日曜日が14:00~21:45となっており8分~15分の間隔で運行されている。
路面電車(Tram)
州立のCalcutta Tramways Company(CTC)が運行しており、27路線が市内を網羅している。インドに残る唯一の路面電車である。
バス
市内を網羅しているが、道も車内も混雑している。
リキシャ(Rickshaw)
オートリキシャ、自転車のリキシャ、人力車などがあり小回りが利くが、金額は事前交渉となる。
タクシー
メーターは旧式なため料金と一致しておらず、換算表によって算出される。
コルカタマップ
ビクトリア記念堂
ビクトリア記念堂の概要
ビクトリア記念堂(Victoria Memorial)は、イギリス領インド時代の1905年に着工し1921年に竣工したビクトリア女王を記念した建物。
ビクトリア女王はインドの皇帝を兼ねており、同女王没後4年に記念堂の着工となった。白大理石でできた建物はタージ・マハルを模したと言われる。
観光データ
月曜日・祝日
10:00~16:30(11~2月は~15:30)
Rs150
セント・ポール大聖堂
セント・ポール大聖堂の概要
セント・ポール大聖堂(St.Paul's Cathedral)は、キリスト教の教会で1847年にイギリスのウイルソン僧正により建設された。
礼拝堂のステンドガラスや聖パウロの生涯を画いたフレスコ画が美しい。高さ60mの塔が中心にあるインド・ゴシック様式の建築物で、インド最古の聖堂である。
観光データ
無休(日曜日の午後は礼拝のため観光客は立ち入れない)
9:00~12:00 15:00~18:00
無料
マイダーン
マイダーンの概要
マイダーン(Maidan)は、コルカタ中心部にある緑地帯で南北の長さが約3kmある。
ウィリアム要塞(Fort William)
マイダーン内にある1773年に建てられた要塞。東インド会社はコルカタ支配の拠点であった。現在は州政府が管理しており、非公開となっている。
シャヒド・ミナール(Shahid Minar)
マイダーンの北側の入り口近くにあるシャヒド・ミナールは、ネパールとの戦争(1814年~1816年)に勝利した記念に1828年に建てられた塔で、名前は「殉教者の塔」と言う意味である。高さは48mで内部の階段は218段であるが、原則として内部へは入れない。
イーデン庭園(Eden Garden)
インド総督オークランド卿も妹イーデン夫人により1835年に造園された。
カーリー寺院
カーリー寺院の概要
カーリー寺院(Kali Temple)は、ヒンドゥー教寺院でシヴァ神の配偶者神のひとりであるカーリーを祭っている。寺院内部にカーリーの象徴といわれる黒い石が安置されている。
カーリーは血と酒と殺戮を好む戦いの女神とされ、このカーリー寺院では午前中にカーリーに捧げるためヤギの首を斧で打ち落とす儀式を毎日行っている。
観光データ
無休
終日
無料