インドひとり旅ガイド



 その他

ゴアの教会と修道院 

ゴアの教会と修道院の概要

Goa ゴアの教会と修道院(Churches and Convents of Goa)とは、16世紀にポルトガルの植民地となったポルトガル領インドの一部であったゴアにある、教会群や修道院群をいい、ポルトガル領時代に建設されたキリスト教建築が1986年に世界遺産に登録された。
 1510年、ポルトガル総督アルブケルケこの地を占領し植民地化するとともに、ポルトガルの首都リスボンを模した都市を建設し、ポルトガルのアジア交易とキリスト教布教の拠点となり大きく繁栄した。
 1534年にはローマ教会の大司教座が設置され、多くの教会や修道院が建設された。日本にキリスト教を布教したサンフランシスコ・ザビエルはインドで没し、その遺体は今でもこの地のボム・ジェス教会に安置されている。ザビエルの遺体は10年に1度公開されており、次回の公開は2014年の予定である。

ゴアへの行き方

 空港はヴァスコ・ダ・ガマにあるダボリム空港が最寄で、ムンバイから所要時間1時間である。また、ムンバイから夜行列車が走っており、マルガオ駅に到着する。





 

パッタダカルの建造物 

パッタダカルの建造物の概要

pattadakal パッタダカルの建造物(Group of Monuments at Pattadakal)とは、ヒンドゥー教寺院の南インド様式と北インド様式が混在する寺院群で、1987年に世界遺産に登録されているものである。
 パッタダカルは6世紀から8世紀にかけて、西部デカン地方を中心に存在した王朝、チャールキヤ朝の第2の都市として繁栄した。この頃のヒンドゥー教の寺院は、ピラミッド型の南インド様式と、砲弾型の北インド様式とがあるが、この地にはこの二つの様式が混在している。
主な南部様式の寺院
 マリカールジュナ寺院
 サンガメーシュワラ寺院
主な北部様式の寺院
 ガラガナータ寺院
 カーシーヴィシュワナータ寺院
 ジャンブリンガ寺院
 カダシッデーシュワラ寺院 

パッタダカルの建造物への行き方

 パッタダカルに行くのには先ずバーダーミ(Badami)へ向かう。バーダーミからパッタダカルまではバスで約1時間。





ハンピの建造物 

ハンピの建造物の概要

Hampi ハンピの建造物(Group of Monuments at Hampi)は、インド南部カルナータカ州の村であるハンピにあるヴィジャヤナガル朝の都市遺跡である。
 ヴィジャヤナガルはハンピの旧名で、この地には1336年から1649年までの間に4つの王朝が首都をおいたため、総称としてヴィジャヤナガル朝と呼ばれる。
 ヴィジャヤナガル朝はヒンドゥー教勢力の王朝で、ヒンドゥー教寺院や宮殿が数多く建てられたが、イスラム勢力の台頭により荒廃した。
 今日でも残るヴィッタラ寺院は南インドの建築様式を持つ規模の大きい寺院で、建物に施されている彫刻群は見ごたえがある。
 1986年に世界遺産に登録されたが、遺跡の保存状況から1999年から2006年の間は危機遺産にも登録されていた。 

ハンピの建造物への行き方

 ハンピに行くのには先ずホスペット(Hospet)へ行くことになる。ホスペットにはベンガルールから鉄道かバスで行く。ホスペットからはバスで30分。





マハーバリプラムの建造物 

マハーバリプラムの建造物の概要

Mahabalipuram マハーバリプラムの建造物(Group of Monuments at Mahabalipuram)は、カーンチプラムを首都としたパッラヴァ朝(3世紀後半から893年まで)の第2の都市で東西貿易の拠点として栄えたマハーバリプラムにあるヒンドゥー教寺院群。1985年に世界遺産に登録された。
海岸寺
 7世紀末から8世紀初頭に建てられた石積みのヒンドゥー教寺院で、シヴァ神とヴィシュヌ神を祀ったものである。
岩窟寺院群
 花崗岩できた丘には、岩窟寺院や岩壁彫刻が多く存在する。
アルジュナの苦行
 幅29m高さ13mの岩の壁面に施されたレリーフで、叙事詩「マハーバーラタ」に出てくるアルジュナの苦行をモチーフにしている。
クリシュナのバター・ボール
 大きな丸い岩が坂の途中に止まっているように見える。この岩がクリシュナのバーター・ボールと言われる。クリシュナとはヒンドゥー教のクリシュナ神のことである。
パーンチャ・ラタ
 7世紀に造られた5つの寺院で、ひとつの花崗岩を削って作られたものである。「パーンチャ」とは、5の意味で、「ラタ」とは髪が乗る山車を意味する。

マハーバリプラムの建造物への行き方

 チェンナイからバスで約1時間45分。チェンナイ空港からもバスが出おり約2時間の所要時間であるが1日に4本しか出ていない。





大チョーラ朝寺院群 

大チョーラ朝寺院群の概要

thanjavur 大チョーラ朝寺院群(Great Living Chola Temples)は、南インドを支配したタミル系のヒンドゥー王朝であるチョーラ朝(845年頃~1279年頃)によって建設された3つのヒンドゥー教寺院の総称でる。
 1987年にタンジャーブールのブリハデーシュワラ寺院が世界遺産に登録され、2004年にガンガイコンダチョッラプラムのブリハデーシュワラ寺院とダラシュラムのアイラヴァテスヴァラ寺院が追加され拡大登録された。
タンジャーブールのブリハデーシュワラ寺院
 チョーラ朝の首都タンジャーブールのシヴァ神を祀るヒンドゥー教寺院。1010年にラージャラーシャ1世(在位985年~1012年)よって建立された。本殿の高さは72mあり、「シヴァの舞踏像」などの彫刻や絵画で知られる。
ガンガイコンダチョッラプラムのブリハデーシュワラ寺院
 ガンガイコンダチョッラプラムは11世紀にチョーラ朝の首都がおかれた場所で、タンジャーブールにあるブリハデーシュワラ寺院と同じ名前のヒンドゥー教寺院がある。この寺院はラージェンドラ1世(在位1016年~1044年)によって建設されたもので、本殿の高さは55mある。
ダラシュラムのアイラヴァテスヴァラ寺院
 12世紀半ばに建てられたシヴァ神を祀るヒンドゥー教寺院。








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