デリー
デリー市街
概要
デリー(Delhi)は連邦政府の直轄地で、オールドデリーとニューデリーに分けられる。
もともと、オールドデリーを中心に都市が形成されていたが、イギリスの統治下の時代にニューデリーに首府が築かれ、今日においても連邦政府の主要な機能がニューデリーにある。
一般的にインドの首都はニューデリーと表記されることが多かったが、近年ではデリーと表記されるようになっていることが多くなっている。
デリーへの行き方
デリー中心部から南西に15kmの位置にインディラー・ガーンディー国際空港(Indira Gandhi international Airport)があり、国内外線の基点となっている。
鉄道の基点となる駅は、ニューデリー駅(New Delhi R.S.)とデリー駅(Delhi R.S.)があり、ニューデリー駅には外国人専用のチケットオフィスがある。
市内の交通
地下鉄(デリーメトロ)
デリーには3つの路線の地下鉄があり、色で識別されている。Line1(レッドライン)とLine3(ブルーライン)は東西を結ぶ路線で、Line2(イエローライン)は南北に結ぶ路線である。
料金は距離によって異なりRs6~21ほどである。
オートリクシャー
小型オート三輪の乗り物。料金はメーター制だが、実際にはメーターを使わず事前交渉制となっている。不当な料金を吹っかけてくることが多いので利用には注意が必要
タクシー
オートリクシャー同様、メーター制だがメーターの使用を拒む運転手が多いので注意したい。尚、空港のタクシーはプリペイド制でカウンターで事前に料金を支払いバウチャーに記載のナンバーの車に乗車するものである。
デリーマップ
ラール・キラー
ラール・キラー概要
ラール・キラー(Lal Qila)は「赤い城」、「レッド・フォート」とも呼ばれ、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンにより9年の歳月をかけ、1648年に完成された城砦である。尚、赤い城の名前はアーグラ城のことを指すこともある。
シャー・ジャハーンは、それまでの王都アーグラからオールドデリーに遷都し、その東北端にこの城を築いた。
観光データ
日の出から日没まで
月曜日
Rs250 (ビデオ持ち込み料 Rs25)
フマユーン廟
フマユーン廟の概要
フマユーン廟(Humayun's Tomb)とは、ムガル帝国第2代皇帝フマユーンの霊廟。フマユーンは1556年に没したが、王妃ハミーダ・バーヌー・ベーガムにより、同皇帝の霊廟として1565年に建造したとされる。
建物はイスラム建築様式で、赤砂岩と白大理石を組み合わせて作られており、左右対称で、中央には総白大理石のドームがある。
1993年には世界遺産に登録された。
観光データ
日の出から日没まで
無休
Rs250 (ビデオ持ち込み料 Rs25)
クトゥブ・ミーナール
クトゥブ・ミーナールの概要
クトゥブ・ミーナール(Qutb Minar)は、イスラム世界に於ける奴隷身分であったクトゥブディーン・アイバクが建国した奴隷王朝(インド北部1206年~1290年)時代に建設された戦勝記念で建設されたミナレットである。
クトゥブ・ミーナールはイスラム建築であるが、ヒンドゥー教寺院を破却して作ったもので、イスラム様式とヒンドゥー様式が混在しているものとなっている。
クトゥブ・ミーナールは1993年に世界遺産に登録された。
クトゥブ・ミーナールの行き方
クトゥブ・ミーナールはニューデリーから南に15kmほどの場所にある。ニューデリー駅、コンノート・プレイスからクトゥブ・ミーナール方面行きのバスで約30分。
観光データ
日の出から日没まで
無休
Rs250 (ビデオ持ち込み料 Rs25)
インド門
インド門の概要
インド門(India Gate)は、1929年に建てられた第1次世界大戦の戦没者慰霊碑である。門の高さは42mあり、戦没者の氏名が刻まれている。