カジュラホ
カジュラホ市街
概要
カジュラホ(Khajuraho)は、10世紀初頭から13世紀末まで、インド北部にあったチャンデーラ朝が築いたヒンドゥー教寺院群がある都市である。カジュラーホー、カジュラーホとも表記される。
デリーから南東に620kmの場所に位置する小さな村である。
一帯の寺院群は1986年に世界遺産に登録されている。
カジュラホへの行き方
町の中心から5kmの場所にカジュラホ空港があり、デリー、ヴァーラーナスィー、ムンバイ、チェンナイから飛行機が就航している。但し、便数は多くないので注意が必要である。
鉄道の駅は隣州のジャンシー駅からバスで5時間ほどかかる。
カジュラホマップ

西の寺院群 
西の寺院群の概要
西の寺院群(Western Group of Temples)は、規模が一番大きく、カジュラホ観光のメインである。整備された柵のある敷地に寺院群がかたまって建っている。
カンダリヤー・マハーデーヴァ寺院(Kandariya Mahadeva Temple)
11世紀中ごろに建てられたカジュラホ最大の寺院。マハーデーヴァとはシヴァ神のことで、シヴァ神の住むカイラーサ山をイメージしている。リンガを祀る本堂の高さは30.5mに及ぶ。
寺院にはアプラサやミトゥナなど様々なものが彫刻されている。
ラクシュマナ寺院(Lakshmana Temple)
930~950年に建設された西の寺院群で最古のヒンドゥー教寺院。
チャンデーラ朝のヤショーヴァルマン王はヴィシュヌ神に捧げる宮殿としてこの寺院を建設したとされる。
基壇には、ヴィシュヌ神に関連する神話をテーマにした浮彫りが彫り込まれている。
デーヴィ・ジャガダンバー寺院(Devi Jagadambi Temple)
11世紀はじめに建立されたヒンドゥー教寺院。カンダリヤー・マハーデーヴァ寺院とマハーデーヴァ寺院と共通の基壇になっている。この寺院はシヴァ神とその配偶者神パールヴァティー、カーリーを本尊とする。エロチックなミトゥナ像の彫刻が彫りこまれている。
ヴィシュワナータ寺院(Vishvanatha Temple)
1002年に建立されたヒンドゥー教寺院。本尊はシヴァ神である。4つの副祠堂を持つ形式であるが、現在ではそのうち2つが失われている。
マタンゲーシュワラ寺院(Matangesvara Temple)
西の寺院群で唯一、敷地から外れている寺院。
観光データ
無休
日の出から日没まで
Rs250(ビデオ持ち込み料Rs25)
東の寺院群 
東の寺院群の概要
東の寺院群(Eastern Group of Temples)は、西の寺院群に比べこじんまりとし、それぞれの寺院は離れて建っている。但し、ジャナイ教寺院は一群となって建てられている。
パールシュヴァナータ寺院(Parsvanath Temple)
アーディナータ寺院(Adinatha Temple)
シャーンティナータ寺院(Shantinatha Temple)
観光データ
無休
日の出から日没まで
Rs250(ビデオ持ち込み料Rs25)
南の寺院群 
南の寺院群の概要
南の寺院群は2つの寺院と発掘中の寺院があるが、それぞれが離れた距離にある。
ドゥラーダーオ寺院
チャトゥルブシャ寺院
観光データ
無休
日の出から日没まで
Rs250(ビデオ持ち込み料Rs25)
