その他
サーンチー 
概要
サーンチー(Sanchi)は、マディヤ・プラデーシュ州にある村で、紀元前3世紀に立てられた大乗仏教遺跡の遺跡がある。
インドで最初のの統一国家マウリヤ朝の最盛期を築いたアショカ王は、仏教を手厚く保護し、各地に仏舎利を納めるスゥーパ(卒塔婆)を建設し、この地サーンチーにも8つのスゥーパを建てたとされる。現在は3つが残っており、1989年に世界遺産に登録された。
第一塔
遺跡群の中で最も大きく、石造りの直径36.6m高さ16.46mのドーム型をしている。建設したのはアショカ王で紀元前3世紀頃とされるが、紀元前後までに増改築され、現在の姿となっている。
この塔の四方にあるトラナとよばれる門には仏陀の生涯などを描いた彫刻が施されており、観光客の目を引いている。
第二塔
第一塔と第三塔のある敷地から500m程離れた場所にある。第一塔より小ぶりなストゥーパである。
第三塔
仏陀の高弟である舎利弗と目犍連の骨を納めるために紀元前2世紀に建てられたもの。
サーンチーの行き方
サーンチーへ行くためには、ボパールを経由して行く。ボパールにはデリーから飛行機で2時間。ボパールからサーンチーまではバスか列車で1時間30分ほど。
観光データ
無休
日出~日没
Rs250
ビンベットカのロック・シェルター群 
ビンベットカのロック・シェルター群の概要
ビンベットカのロック・シェルター群(Rock Shelters of Bhimbetka)は、ボパールから南に46kmの位置にあるビンディヤ山脈山麓の400ほどの岩窟(ロック・シェルター)で、その内部には1万年前の中旧石器時代から紀元後の有史時代の当時の狩猟風景などが描かれた壁画がある。
この岩窟群が公式の記録に現れたのは1888年。1950年代に入って世界的に脚光を浴びることとなり、2003年に世界遺産に登録された。
ビンベットカのロック・シェルター群の行き方
サーンチーへ行くためには、ボパールを経由して行く。ボパールにはデリーから飛行機で2時間。ボパールからバスで1時間ほど。
観光データ
無休
日出~日没
Rs200
ケオラデオ国立公園 
ケオラデオ国立公園の概要
ケオラデオ国立公園(Keoladeo Ghana National Park)は、南北約10k㎡、東西約3k㎡で総面積が24k㎡ある自然公園である。人手によって水門や水路などが整えられた人工の湿地帯で、約360種以上の鳥類や、豹、サンバル鹿、ヤマネコなどが生息している。
1981年にはラムサール条約登録湿地、1982年には国立公園となり、1985年に世界遺産に登録された。
ケオラデオ国立公園の行き方
アーグラからジャイプルへ行く道の途中にあり、交通手段は車となる。
観光データ
無休
6:00~18:00
Rs200
ナンダ・デヴィ国立公園 
ナンダ・デヴィ国立公園の概要
ナンダ・デヴィ国立公園(Nanda Devi National Park)は、ウッタラーンチャル州にある国立公園。標高7816mのナンダ・デヴィ山を始めとする6000m級の山々に囲まれた場所にある。
1988年に世界遺産に登録され、2005年には近くにある花の谷国立公園を含む形で拡大登録され、登録名称も「ナンダ・デヴィと花の谷国立公園」となった。
1983年以降、調査目的以外の立ち入りは禁止されている。
ナンダ・デヴィ国立公園の総面積は624k㎡で、花の谷国立公園の総面積は87.5k㎡、緩衝地帯は約5148k㎡となる。
ここには絶滅危惧種のユキヒョウや個体数が減りつつあるツキノワグマやジャコウジカが生息している。
